現代美術作家、髙橋大雅による総合芸術空間「T.T」
株式会社T.T

ABOUT 会社紹介

ニューヨーク拠点のブランド「タイガ タカハシ(Taiga Takahashi)」

ブランドのはじまり 2017年、デザイナー髙橋大雅がニューヨークにてタイガ タカハシ(Taiga Takahashi)をスタートしました。 タイガ タカハシのブランドコンセプトは、「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」。 10代より、海外のアンティークディーラーや古美術商を通じて70~100年以上前の服を収集。その数は数千着以上にもなります。それらのコレクションを通し、考古学の観点から現在もしくは未来にも存在する服を研究し、 2021年秋冬シーズンより、日本での本格的な展開をスタート。 タイガ タカハシのデザイナープロフィール 髙橋大雅は1995年生まれ。ロンドン国際芸術高校に入学し、その後セントラル・セント・マーチンズに進学。アントワープやロンドンのメゾンブランドでデザインアシスタントを経験。卒業後、ニューヨークにてタイガ タカハシをスタートした。

BUSINESS 事業内容

未来は過去にある。現代美術作家、髙橋大雅による総合芸術空間

総合芸術空間「T.T」
ニューヨーク拠点のブランド「タイガ タカハシ(Taiga Takahashi)」が2021年12月4日、京都祇園にブティックを含む総合芸術空間「T.T」をオープン。2フロア構成で、1階ではコレクションやアート作品を展示販売。2階には予約制の「立礼茶室 然美(さび)」を開設しています。
T.T
「タイガタカハシ」の日本デビューとなる2021年秋冬コレクションは、「時間を感じる服」がテーマ。1910〜50年代のアメリカンヴィンテージを中心に、昔はどのように服が作られていたかという考古学的な視点で、日本の伝統技術や天然素材を使い、現代で追体験しようというアプローチで作られています。例えば、1920年代のアメリカ製サックスーツをベースとしたジャケット「DB Sack Suits」(7万3000円〜)は、ストレッチ性のある生地が流通していなかった当時、背中の可動領域を広げるために取り入れられていたアクションプリーツをバックやポケットにデザイン。生地は、1910年代の第一次世界大戦時に米軍が使用していたものを再現しています。  服の歴史への造詣が深く、ヴィンテージの服を数千着所有するほどのコレクターでもあります。「これほど素晴らしい服がすでに存在する中で、全く新しいものを生み出す必要はあるのだろうか」という疑問から、これまでに作られてきた服の数々に目を向けてきました。 2021年秋冬コレクションでは、糸からオリジナルで作ったり、伝統技術を用いるなど細部までこだわりが光る。例えば、1930年代のアメリカ製カーコートをベースとしたレザーコート「Automobile Coat」(48万円)。ベジタブルタンニングを施した後、一枚ずつ手作業で奄美大島に伝わる「泥染」をした馬革を使用しています。テーチ木と呼ばれるバラ科の植物を大釜で2日間煮て汁を出し、生地を何度も漬け込んだ後、泥田の中に浸すという工程を数十回繰り返すことで生まれる、独特の光沢感を持つ深みのある黒色が特徴です。
立礼茶室「然美」
「然美」は13時と16時に一斉スタートする完全予約制。 室内の壁には型押しという古典印刷技術を現代に受け継ぐ、京都の唐紙工房「かみ添」に特注した和紙で包み、床は異なる細さの木を並べる乱張りという手法を用います。調度や器、菓子といった室礼だけでなく、茶人の所作が際立つ造りになっております。 「茶菓懐石」と名付けたコースは、果物や発酵バター、黒七味など多彩な食材を用いて創るオリジナル和菓子5品とドリンク(日本茶とカクテル)5品のペアリングでご提供します。毎月品書きを変え、和食の基本となる五味を盛り込むことに加え、洋の食材なども加えて、これまでになかったものをご提供していきます。